この記事について

Claude Codeのコマンドやショートカットが多すぎて覚えきれないので、自分の備忘録としてまとめました。

公式ドキュメントは英語で情報が分散しているため、実務でよく使うものを中心に日本語で整理しています。2026年4月時点の情報です。

インストールと起動

まずはインストールから。Node.js 18以上が必要です。

# macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

# Windows(CMD)
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

# Windows(PowerShell)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

基本的な起動コマンドはこちらです。

# 対話セッションを開始
claude

# 初期プロンプト付きで開始
claude "このプロジェクトを説明して"

# 非対話モード(結果を出力して終了)
claude -p "この関数を説明して"

# パイプで入力
cat logs.txt | claude -p "エラーを分析して"

# 前回のセッションを継続
claude -c

# 特定のセッションを再開
claude -r "セッション名"

# バージョン確認
claude --version

# アップデート
claude update

よく使うCLIフラグ

起動時に指定できるフラグです。claude --helpに表示されないものもあるので注意してください。

モデルとパフォーマンス

# モデルを指定(エイリアスまたはフルネーム)
claude --model sonnet
claude --model opus
claude --model claude-sonnet-4-6

# エフォートレベルを設定(low / medium / high / max)
# maxはOpus 4.6のみ
claude --effort high

# 予算上限を設定(非対話モードのみ)
claude -p --max-budget-usd 5.00 "テストを修正して"

# エージェントターン数を制限
claude -p --max-turns 3 "このファイルをレビューして"

権限モード

# 権限モードを指定して起動
claude --permission-mode plan        # planモード(読み取り専用)
claude --permission-mode acceptEdits # 編集を自動承認
claude --permission-mode auto        # autoモード(Team/Enterprise/APIのみ)

# 全権限チェックをスキップ(注意して使用)
claude --dangerously-skip-permissions

# planモードで開始し、後からbypassPermissionsに切り替え可能にする
claude --permission-mode plan --allow-dangerously-skip-permissions

私は普段--dangerously-skip-permissionsで使っていますが、本番環境のコードを触る場合はplanモードで内容を確認してから実行するのが安全です。

システムプロンプト

# デフォルトのシステムプロンプトに追加
claude --append-system-prompt "TypeScriptを使ってください"

# ファイルから追加
claude --append-system-prompt-file ./style-rules.txt

# システムプロンプトを完全に置き換え(上級者向け)
claude --system-prompt "あなたはPythonの専門家です"
claude --system-prompt-file ./custom-prompt.txt

基本的には--append-system-promptを使います。--system-promptはClaude Codeの組み込み機能まで上書きしてしまうため、明確な意図がある場合のみ使ってください。

その他の便利なフラグ

# 追加の作業ディレクトリを指定
claude --add-dir ../apps ../lib

# git worktreeで並列作業
claude -w feature-auth

# worktreeをtmuxで開く
claude -w feature-auth --tmux

# MCP設定ファイルを指定
claude --mcp-config ./mcp.json

# デバッグモード
claude --debug
claude --debug "api,hooks"
claude --debug-file /tmp/claude-debug.log

# bareモード(高速起動、フックやプラグインをスキップ)
claude --bare -p "query"

# セッションに名前を付ける
claude -n "auth-refactor"

# Chrome連携を有効化
claude --chrome

# JSON出力(CI/CD向け)
claude -p "query" --output-format json
claude -p "query" --output-format stream-json

スラッシュコマンド一覧

対話セッション中に/を入力すると、利用可能なコマンドの一覧が表示されます。文字を続けて入力するとフィルタリングできます。

セッション管理

/clear        会話履歴をクリア(エイリアス: /reset, /new)
/compact      会話をコンパクト化(フォーカス指示も可)
/resume       セッションを再開(エイリアス: /continue)
/rename       セッション名を変更
/branch       会話を分岐(エイリアス: /fork)
/rewind       会話やコードを以前の状態に巻き戻し(エイリアス: /checkpoint)
/export       会話をテキストファイルとしてエクスポート
/exit         終了(エイリアス: /quit)

モデルと設定

/model        モデルを切り替え(左右キーでエフォート調整可)
/effort       エフォートレベルを設定(low / medium / high / max / auto)
/fast         ファストモードのオン/オフ
/config       設定画面を開く(エイリアス: /settings)
/theme        カラーテーマを変更
/color        プロンプトバーの色を変更
/vim          Vim / Normalモード切り替え

コンテキストと情報

/context      コンテキスト使用量を視覚化
/cost         トークン使用量を表示
/usage        プラン使用量とレート制限を表示
/stats        日次使用量やセッション履歴を可視化
/diff         未コミットの変更を対話的に表示
/doctor       インストールと設定を診断
/status       バージョン、モデル、接続状態を表示
/insights     セッション分析レポートを生成

ツールと拡張

/init         CLAUDE.mdを生成してプロジェクトを初期化
/memory       CLAUDE.mdメモリファイルを編集
/permissions  ツール権限を管理(エイリアス: /allowed-tools)
/mcp          MCPサーバー接続を管理
/hooks        フック設定を表示
/skills       利用可能なスキル一覧
/agents       エージェント設定を管理
/plugin       プラグインを管理

コード操作

/copy         直前のレスポンスをクリップボードにコピー(/copy 2で2つ前)
/add-dir      作業ディレクトリを追加
/plan         planモードに入る(/plan タスク説明 で即実行可)
/pr-comments  GitHub PRのコメントを取得(ghコマンドが必要)
/security-review  現在のブランチの変更をセキュリティ観点でレビュー

組み込みスキル

スラッシュコマンドとは別に、組み込みスキルも/メニューに表示されます。スキルはマークダウンファイルの指示をロードして実行する仕組みで、サブエージェントの起動や複雑なワークフローが可能です。

/simplify     最近の変更をレビューし、コード品質を改善(3つの並列エージェントで分析)
/batch        複数ファイルに対してコマンドを一括実行
/debug        デバッグ支援
/loop         プロンプトをローカルで定期実行(最大3日間)
/schedule     クラウドでタスクをスケジュール実行(マシンオフでも動作)

/simplifyは特におすすめです。リファクタリング後やAI生成コードを受け入れた後に実行すると、未使用のインポートや冗長な変数、共通ロジックの抽出機会などを見つけてくれます。

キーボードショートカット

対話セッション中に使えるショートカットです。macOSの場合、Altキー系のショートカットはターミナルの設定でOptionキーをMetaとして送信する必要があります。

操作系

Ctrl+C          入力または生成をキャンセル
Ctrl+D          セッション終了
Ctrl+L          画面を再描画
Ctrl+O          詳細出力の切り替え(MCP呼び出しの詳細も展開)
Ctrl+R          コマンド履歴を逆検索
Ctrl+B          実行中のタスクをバックグラウンドに移動(tmuxユーザーは2回押す)
Ctrl+T          タスクリストの表示切り替え
Ctrl+G          デフォルトエディタで開く
Ctrl+V          クリップボードから画像を貼り付け

モード切り替え

Shift+Tab       権限モードを切り替え(default → acceptEdits → plan → ...)
Alt+P           モデルを切り替え
Alt+T           拡張思考のオン/オフ
Alt+O           ファストモードのオン/オフ
Esc+Esc         巻き戻し(コードと会話を以前の状態に復元)

テキスト編集

Ctrl+K          カーソルから行末まで削除
Ctrl+U          カーソルから行頭まで削除
Ctrl+Y          削除したテキストを貼り付け
Alt+B           1単語分カーソルを戻す
Alt+F           1単語分カーソルを進める

複数行入力

\+Enter         全ターミナルで動作
Option+Enter    macOSデフォルト
Shift+Enter     iTerm2, WezTerm, Ghostty, Kittyで動作
Ctrl+J          ラインフィード

VS Code、Alacritty、Warpなどでは/terminal-setupを実行するとShift+Enterのバインディングがインストールされます。

クイック入力

/               コマンド・スキルメニュー
!               Bashモード(Claudeを通さず直接コマンド実行)
@               ファイルパス補完

!から始めると、Claudeの承認なしにシェルコマンドを直接実行できます。実行結果は会話コンテキストに追加されるため、その後の指示に活用可能です。

便利な機能

/btw(サイドクエスチョン)

会話履歴に影響を与えずに、ちょっとした質問ができる機能です。Claudeが処理中でも使えます。

/btw あの設定ファイルの名前なんだっけ?

回答はオーバーレイに表示され、会話履歴には残りません。ファイル読み取りやコマンド実行はできず、現在のコンテキスト内の情報だけで回答します。

タスクリスト

複雑な作業では、Claudeが自動的にタスクリストを作成して進捗を追跡します。Ctrl+Tで表示を切り替えられます。コンテキストのコンパクト化をまたいでも保持されるので、大きなプロジェクトでも進捗を見失いません。

バックグラウンド実行

長時間かかるコマンド(ビルド、テスト、開発サーバーなど)をバックグラウンドで実行できます。Ctrl+Bで実行中のコマンドをバックグラウンドに移動するか、Claudeに「バックグラウンドで実行して」と指示します。

カスタムスキルの作成

自分用のスラッシュコマンドを作成できます。.claude/skills/ディレクトリにマークダウンファイルを配置します。

# .claude/skills/deploy/SKILL.md

---
name: deploy
description: アプリケーションをデプロイ
argument-hint: "[environment]"
user-invocable: true
---

$0 環境にデプロイしてください(デフォルト: staging)

手順:
1. テストスイートを実行
2. 本番ビルドを作成
3. デプロイスクリプトを実行
4. ヘルスチェックを確認

プロジェクト固有のスキルは.claude/skills/に、個人用のスキルは~/.claude/skills/に配置します。

カスタムサブエージェント

特定のタスクに特化したサブエージェントを定義して、Claudeにタスクを委任させることができます。

# .claude/agents/code-reviewer/AGENT.md

---
name: code-reviewer
description: コードレビューの専門家。コード変更後に自動的に使用。
tools: Read, Grep, Glob, Bash
model: sonnet
---

あなたはシニアコードレビュアーです。
コードをレビューする際は:
- セキュリティ脆弱性をチェック(SQLインジェクション、XSSなど)
- パフォーマンスの問題を指摘
- コーディング規約の遵守を確認

サブエージェントは.claude/agents/に配置します。コスト管理のため、メインのエージェントにはOpus、サブエージェントにはSonnetを割り当てるのが基本です。

CLAUDE.mdについて

CLAUDE.mdはプロジェクトの指示書です。ビルドコマンド、テスト方法、コーディング規約などを記載しておくと、Claudeが毎回のセッションで参照してくれます。

# 自動生成(プロジェクトを分析して生成)
/init

# 対話的に初期化(スキル、フック、メモリも設定)
CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1 claude --init

# 手動で編集
/memory

置き場所は3つあります。

プロジェクトルート/.claude/CLAUDE.md   → チーム共有(Git管理)
プロジェクトルート/.claude/CLAUDE.local.md → 個人設定(.gitignore推奨)
~/.claude/CLAUDE.md                      → グローバル設定(全プロジェクト共通)

CI/CDでの活用

非対話モード(-pフラグ)を使えば、GitHub Actionsなどで活用できます。

# コスト制限付きで実行
claude -p --max-budget-usd 2.00 "テストの修正をして"

# ターン数制限
claude -p --max-turns 3 "このファイルをレビューして"

# JSON出力
claude -p --output-format json "型エラーをチェックして"

# bareモードで高速起動
claude --bare -p "lint結果を確認して"

# セッションを保存しない
claude -p --no-session-persistence "query"

# フォールバックモデルを指定(メインモデルが過負荷の場合)
claude -p --fallback-model sonnet "query"

トラブルシューティング

# 環境診断
/doctor

# 認証状態を確認
claude auth status

# デバッグログをファイルに出力
claude --debug-file /tmp/claude-debug.log

# 特定カテゴリのみデバッグ
claude --debug "api,mcp"

# 再ログイン
claude auth logout && claude auth login

# autoモードの拒否履歴を確認
/permissions

まとめ

Claude Codeは更新が非常に速く、数週間おきに新しいコマンドや機能が追加されています。全部覚える必要はないですが、以下の基本を押さえておくと効率が上がります。

/compactでコンテキストを節約する、Esc+Escで変更を巻き戻す、Shift+Tabで権限モードを切り替える、/simplifyでコード品質を改善する。このあたりを習慣にするだけでもかなり快適になります。

最新の情報は公式ドキュメントを確認してください。