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スプレッドシートでデータを入力・管理する際、特定のセルを常に上のセルから参照することで、データの一貫性や自動更新を図ることができます。例えば、売上データや在庫管理など、時間とともに変動するデータを効率的に管理するために役立ちます。
基本的な参照方法
セルを常に上のセルから参照する基本的な方法として、INDIRECT関数とADDRESS関数を組み合わせて使用します。以下はその基本的な例です。
=INDIRECT(ADDRESS(ROW()-1, COLUMN()))- ROW(): 現在の行番号を返します。
- COLUMN(): 現在の列番号を返します。
- ADDRESS(row, column): 指定した行番号と列番号のセル参照を文字列で返します。
- INDIRECT(ref_text): 文字列で指定されたセル参照を返します。
この組み合わせにより、常に現在のセルの上のセルを参照することができます。
フィルター適用時に空白セルを避ける方法
フィルターを適用すると、特定の条件に合致しないデータが非表示になるため、空白セルが発生する場合があります。これを避けつつ、上のセルを参照するためには、以下のような工夫が必要です。
IF関数やISBLANK関数を組み合わせて条件分岐を行います。
=IF(ISBLANK(INDIRECT(ADDRESS(ROW()-1, COLUMN()))), "", INDIRECT(ADDRESS(ROW()-1, COLUMN())))この式では、上のセルが空白の場合には空文字を返し、そうでない場合には上のセルの値を返します。
実装の手順
以下は、スプレッドシートで常に上のセルを参照する関数を実装する手順です。
シート全体にフィルターをかける

空白を埋めたい列を空白でフィルターをかける

関数を入れてからCtrl + D(MacOSではcommand+D)でオートフィルする


フィルターを解除して完成
